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庭にコンクリートを打設する|DIY

目次

はじめに

我が家の庭は荒廃気味です。

こんにちは、ハスムです。

それでも今までは何とかなっていたのですが、子供が中学生になったので(自転車通学)庭の自転車置き場から道路に出るまでの部分をコンクリートで舗装することにしました。

着工前の状態

この庭にコンクリートを打設するため、防草シートの撤去や整地も同時に行います。

完成予定図はこんな感じです👇

駐輪場から左下に向かって庭を縦断するようにコンクリートを打設する予定です。

HASM

重労働になりそうですが、がんばります!

記事の最後に動画を貼ってありますので、そちらもお役立てください。

情報収集

まずはここから。

『コンクリート DIY』等で検索をし、関連サイトやYouTubeから情報を集めました。

特に勉強になったサイトを記載しておきます。

サイト名:庭ファン

元エクステリア商社マンの方が運営されているブログです。
土間コンに必要な厚み等を解説されている記事がとても勉強になりました。
YouTubeチャンネルも開設されています。
【お庭】土間コンクリートに必要な厚みは5cm!理由と根拠を解説! | 庭ファン|新築外構・エクステリア工事を賢く安くできるお得情報を配信! (springbd.net)

サイト名:Marui TV

土間屋さんのYouTubeチャンネルです。
コンクリートの仕上げ方や鏝の使い方を分かりやすく解説されており、とても勉強になりました。
https://www.youtube.com/channel/UCle_lGMCLQWPDVjs8vQrVAw

仕様を決める

一口にコンクリートを打設するといっても、用途や目的によって配合や厚みが変わったりするため、自分に合った仕様を決めます。

コンクリートの仕様について

1.配合
2.厚み
3.下地

1.配合

コンクリートは、セメント・砂・砂利の3種に水を混ぜ合わせて作ります。

その配合によって強度や作業性に差が出てくるのですが、分かりやすいのが砂利です。

砂利を多くすると強度が上がりますが、凹凸が出やすくなるので仕上げの難易度が上がります。

通常、セメント・砂・砂利の割合は1:3:3で作るようですが、駐車場として敷く場合には1:2:4の配合で作るようです。

ハスム

今回は、1:3:3で作ることにしました

2.厚み

コンクリートの厚みは一般的に10cmですが、乗らない場合はそれほど強度必要ないため、8cmで敷いたりするようです。

これに関してはコストと労力に比例するので、できる限り薄くしたいところです。

正直、8cmでも厚いなぁという印象です。

強度との兼ね合いで妥協点を探り、最終的に6cmで敷くことにしました。

これの決め手になったのが、コンクリート平板です。

スーパービバホームで販売されているコンクリート平板

6㎝厚ですが、車が乗っても割れるようなものではありません。

ただ、6cmで敷いたという施工例は見つけられなかったので、実際に問題がないのかは分かりません。

そのため、僕自身が検証していくことにしました。

北海道などの寒冷地では薄く敷くと割れてしまうと思います。
これは荷重の問題ではなく、土壌中の水分が凍って膨張することでコンクリートに負荷が掛かるというのが理由です。

3.下地

下地は、路盤材を2cm敷いて作ります。

一般的には砕石を5㎝程度敷くようですが、これについてもコストと労力の問題で薄く敷くことにしました。

下地が軟弱だとコンクリート沈んだり割れる原因になるので、転圧だけはしっかりとやるつもりです。

下地についても、寒冷地では厚く敷く必要があるようです!

必要量を算出する

コンクリートの必要量を算出します。

それによって材料の必要量が分かります。

コンクリートの必要量

今回は広さ約20㎡の厚み6㎝で打設するので、1.2㎥のコンクリートが必要になりますが、それを重量に換算します。

コンクリートの必要重量は、面積×厚み×比重で算出できます。

それに当てはめると、20㎡×0.06m×2.3=2.76tになります。

今回は約2.8tのコンクリートが必要だということが分かりました。

セメント・砂・砂利の必要量

コンクリートの重量に比率(1:3:3)を当てはめて材料の必要量を算出します。

セメント 2800×1/7=400kg

砂    2800×3/7=1200kg

砂利   2800×3/7=1200kg

※水は計算外としています

HASM

コンクリートの材料は3回程度に分けて購入するので、おおよその数量が分かっていれば大丈夫です

材料調達

仕様が決まったら、材料を調達します。

ほとんどの資材をスーパービバホームとアマゾンで購入しました。

購入品リスト

セメント砂利
コンパネ1×4SPF材
水糸ワイヤーメッシュ角杭
タンパー作業用手袋(防水)
HASM

購入した資材については後半部分で紹介しています

着工

いよいよ着工です。

工程順に作業を紹介していきます。

コンクリート打設の工程

1.地面の掘り下げ
2.下地の整地・転圧
3.トロ舟の制作
4.型枠の制作・設置
5.コンクリートの打設
6.4と5を繰り返し行う

1.地面の掘り下げ

スコップで地面を掘り下げます。

下げ幅は18㎝としました。

根拠は下の通りです👇

本来は水糸を張ってから行うべきなのですが、感覚で掘り進めてしまいました。

結局、掘り下げすぎてしまった部分があり、そこは土を戻して対応しました。

2.下地の整地・転圧

路盤材を入れ、下地を作ります。

下地は厚くすると掘り下げるのが大変なのと、残土も多くなってしまうので2㎝厚にしました。

砕石よりも路盤材のほうが粒のバラつきが大きいため、薄く敷く場合でも均しやすいという利点があります。

レーキで均してから、タンパーで転圧して押し固めたら下地の完成です。

転圧の際、地盤が締まってくると鈍い音から乾いた音に変っていきます。
具体的にはドスンからタンに変わる感じです。
これを目安にすると良いです。

3.トロ舟の制作

コンパネと1×4材でトロ舟を自作します。

このサイズの既製品だと8,000円以上しますが、これは2,000円くらいで出来ました。

4.型枠の制作・設置

型枠を作り、設置します。

購入時に60㎜幅でカットしてもらったコンパネを※適当な長さにカットし、ビスを打って型枠を作りました。

※適当な長さとは自転車置き場の幅に合わせた長さ

それを予め決めておいた所に設置し、コンクリートブロックで抑えて固定しました。

そこにワイヤーメッシュとスペーサー用の石を置いたら準備完了です。

コンクリートは圧縮には強いですが、引っ張りには弱い特性があります。
そのため、引っ張りに強いワイヤーメッシュを入れて補強します。

HASM

1日あたり1~2ブロックずつ敷いていきます

5.コンクリートの打設

まずは生コンを作ります。

一回あたりの比率はセメント10kg、砂30kg、砂利30kgです。

セメントを軽く混ぜ、そこにを足しながら練っていきます。

妻の要望でホワイトセメントを使用しています。お高いのであまりおすすめはしません💦笑

混ぜ終わったら砂利を投入し、更に練っていくと生コンができあがります。

水の量は目見当で調整しました。

感覚的にはトロトロとサラサラの間くらいです。

ハスム

硬すぎても緩すぎても作業し難いので、敷きやすい硬さを意識して練りました

途中から生コンの比率を変更しました

厚みが6㎝しかないせいか、砂利が沈みにくく仕上げ難さを感じたため、比率を変えました。
具体的には砂利を30kg→25kgに減らしたのですが、思った以上に仕上げやすくなりました。
その分強度は下がりますが、問題無いという判断です。

できあがった生コンを型枠内に敷いていきます。

敷き終わったら1×4の端材で叩きながら均します。

これにより空気が抜けて密度が上がります。

それと同時に、砂利が沈んでノロが上がってくるのですが、コンクリートを綺麗に仕上げる上で大切な工程になります。

厚みが薄いために成せる技です。10cm厚の場合、1×4材では役不足でしょう。

ある程度均したらプラ鏝で水平になるように押さえます。

面鏝も軽く入れておきます。

このあと表面に水が浮いてくるのですが、それが引いたら金鏝で押さえます。

水が引くまでの間に次の生コンを練って敷いていくと効率よく作業が進められます。

これを数回繰り返しながら1ブロックを完成させていきます。

金鏝と面鏝の押さえは1ヶ所あたり3回行って仕上げましたが、それぞれ一定の間隔を空けてから行います。

3回目はかなり乾いてきた段階で押さえました。

打設の後半になってくると奥側は届かなくなってくるので、コンパネを敷いてそこに膝をつけて作業しました。

この板は1800㎜のコンパネから300㎜で切り出したものです。

残りの1500㎜はトロ舟になっています。

6.4と5を繰り返し行う

1ブロックの打設が終わったら、翌日以降に型枠を外し、次のブロックへと打設を進めます。

ブロックの区分けは、1ブロックあたり2m四方以内がおすすめです。
広くなるほど難しくなり、ヒビ割れのリスクも高くなります。
また、コンパネの長さが1800㎜なので、それ以内で構成すると作業しやすいです。

全10ブロックの打設で完成しました!

施工期間10日間、敷いたコンクリートは約2t、大変でしたが生コンを押さえる作業は楽しかったです(^^)

ハスム

ほぼ1人でやりきることが出来ました!

費用の内訳

材料費等の内訳を載せておきます。

 ホワイトセメント 20kg×21袋 32,550-
 砂 20kg×65袋 11,960-
 砂利 20kg×51袋  9,384-
 ワイヤーメッシュ 10枚  3,240-
 コンパネ 2枚  2,816-
 プラ鏝 330㎜長  2,398-
 金鏝 0.3㎜×330㎜長  3,938-
 面鏝 面6㎜×150㎜長  2,728-
 タンパー 200㎜×200㎜  4,158-
※価格は税込みです

合計金額  ¥73,172-

ホワイトセメントの金額が響き、思っていたよりも高くなってしまいました。
通常のセメントであれば5千円くらいなので、5万円弱で作れる計算です。

使用工具・資材の紹介

今回の作業で使用した工具や資材の紹介です。

東京西勘(Tokyo Nishikan)
¥2,613 (2025/01/11 22:39時点 | Amazon調べ)

※以下の3点は実際に僕が使用している物とは異なります。

角利産業(Kakuri Sangyo)
¥1,043 (2025/01/11 13:22時点 | Amazon調べ)

おわりに

今回はコンクリートの打設についてご紹介しました。

最初は手際が悪く仕上げも荒くなってしまったのですが、やっていくうちに上達していき、4ブロック目くらいからは上手くできたんじゃないかなと感じています。

やはり、何事も経験ですね。

この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

最後に、コンクリートの厚みについて大丈夫なのか気になっている方もいると思います。

これについては問題有無検証していきます。

InstagramやYouTubeにて経過を報告していきますので、気になる方はチャンネル登録・アカウントのフォローをお願いします。

というわけで今回は以上です。

最後までご覧頂きありがとうございました(o_ _)o))

またお会いしましょう!

動画はこちら👇

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