はじめに
冬の時季、電車に乗ると座席が温かいですよね。
こんにちは、ハスムです。
子供の頃、いつもそれにホッコリしていました。
と同時に、『車のシートも温かければいいのになぁ』とよく思っていたものです。
今でこそ一部の車にはシートヒーターが装備されていますが、まだまだ一般的ではないですよね。
高級車にしか装備されていないイメージだなぁ
僕自身はシートヒーターと出会ってからもう5年以上経ちますが、もっと普及してほしい機能だと思っています。
だからといって、シートヒーター付きの車に買い替えましょうという話しではありません。
僕が言いたいのは、『シートヒーターを後付けしませんか?』ということです。
というわけで、今回はそれの取り付け方をご紹介したいと思います。
特に電車に乗った時の『あの温かい座席』が好きだという方にとっては、必見の内容です。
それでは本題に入ります。
シートヒーターの仕様について
まずは仕様についてです。
シートヒーターにはいくつかタイプがあるのですが、今回はシート生地を剥がして中のウレタンに直接貼るタイプのものを取り付けます。
それがこちら👇
中国製ですが、ヒューズやリレー、サーモスタッドが組まれており、安全な作りになっています。
アクアに取り付けて3シーズン使用していますが、これまで不具合やトラブルはありません(^^)
取り付け作業
今回は、プリウスαへの取り付け作業になります。
メーカーや車種によって方法が変わる場合もありますが、本質的には全車種同じ工程になります。
それでは順番に作業を紹介していきます。
1.シートの取り外し
2.電源コードの配線
3.ハーネスの取り回し
4.ヒーターパッドの取り付け
5.シートの取り付け
1.シートの取り外し
まずはシートを取り外します。
レール端の樹脂カバーを外し、そこのボルトを抜くとシートが外せます。
車種によってはボルトがトルクスになっていたりするので注意が必要です。
ボルトを4ヶ所外したら、シートを車外に搬出します。
下の画像ではシートをフロントから搬出していますが、後部座席側から出すほうがやりやすいです。
2.電源コードの配線
シートヒーター用の電源を取ります。
グローブボックスを外した奥にヒューズボックスがあり、そこからヒューズを入れ替える形で取りました。
電源の取り出しには、エーモンの低背ヒューズ電源を使います。
定格が5A/10Aですが、それだと飛んでしまう為、中の管ヒューズを8Aに変えました。
ヒューズ電源と入れ替えるヒューズは、シートヒーター用の10Aです。
シートヒーターが装備されていないグレードですが、ヒューズは来ているので使わない手はないですね!
因みに、専用のため10A丸々使えます。
トヨタのハイブリッド車は、上位グレードにシートヒーターが装備されています。
下位グレードであっても電源はあり、ヒューズが来ているわけです。
電源を左右それぞれ取り出し、運転席側はセンターパネル裏を通して配線します。
通常、主電源はバッテリーから直で取ります。
その場合、ヒューズからはスイッチの電源のみ取ればOKです。(ACCかIGN)
本来ならヒューズから8Aも取れません!シートヒーター用のヒューズが来ている車種ならではの方法です。
3.ハーネスの取り回し
電源コードが配線できたら、シートヒーターのハーネスを取り回し、電源コードと接続します。
パネルを外す必要があり、スカッフプレートからキックパネル、スイッチベースの順に外していきます。
スイッチベースが外せたら、スイッチを取り付けます。
運転席側に空きスイッチが2ヶ所あり、そこの目くらカバーと入れ替えました。
スイッチはトヨタ車・ダイハツ車専用になります。
他メーカーの車に取り付ける場合は、スイッチの形状が違うタイプを選んで下さい。
スイッチが取り付けられたら、ハーネスと電源コードを繋ぎつつ配線を取り回します。
助手席側は距離があるため、予めハーネスのコードを延長しています。
シートヒーターと接続するカプラー部分は、シート下まで取り回し、他の部分は内張りの中に隠しました。
ハーネスはかさ張るので隠し場所には多少なりともスペースが必要です。
4.ヒーターパッドの取り付け
配線が終わったら、取り外したシートにヒーターパッドを取り付けます。
パッドはシート内のウレタンに直接貼るので、シート生地を剥がす必要があります。
まず、シート周りの樹脂カバーやシート生地を固定している部品を外していきます。
その流れでシート生地を剥がしたいところですが、金属製のリングで生地と中のウレタンが固定されているため、そのリングを外します。
これが面倒なのですが、ラジオペンチとリムーバーを使ってリングを変形させつつ抜き取りました。
こじるようにリングを広げるのがコツです!
リングを取り除きながらシート生地を剥がしていき、パッドが貼れる状態にします。
パッドを貼る際、そのまま貼れればいいのですが、背もたれ側の長さが合わないためカットしました。
パッドは任意の位置でカットできる仕様です。
座面側はそのまま貼れました。
パッドから出ているコードはシートの裏側に逃がしておきます。
あとはシート生地と外した部品を元に戻して完了となりますが、リングは再利用できないので結束バンドでウレタンとシートを固定します。
結束バンドで固定しつつ、シート生地を戻しました。
完成したシートがこちら👇
見た目は何も変わりません。
シート生地にシワが入りますが、数日で元に戻ります。
また、パッドを貼った場所はバンドで固定できていませんがシートはズレないので大丈夫です。
5.シートの取り付け
シートを車両に戻します。
後部座席側から搬入し、まずは仮合わせをします。
4点の締結部分が合っていることを確かめ、ボルトで締めます。
最後に樹脂カバーを戻し、ヒーターパッドと電源コードのカプラーを取り付けたら完了です。
使用工具・資材の紹介
今回の作業で使用した工具や資材の紹介です。
工具
資材
おわりに
今回は、シートヒーターの取り付け作業を紹介しました。
僕は2回目という事もあり5時間くらいで終わりましたが、慣れていない人は2日間の予定で取り掛かるのが無難だと思います。
2019年12月にアクアに取り付けたのが最初です
動画もありますので、是非そちらも参考にしてみて下さい。
皆さんの冬場のドライブが快適になれば幸いです。
というわけで今回は以上です。
最後までご覧頂きありがとうごございました(o_ _)o))
またお会いしましょう!
動画はこちら👇
コメント
コメント一覧 (2件)
シエンタセーフティエディション2に付けようと思いますが、電源を
ヒューズボックスから取ろうとした時、シガーソケット用のアウト15Aが、1つしかありません。15Aで1つからの分岐では、足りないと思います。助手席用は何処から取れば、良いと思いますか。またこの商品の電源は、常時電源は必要ないでしょうか、教えて頂ければ、幸いです。
Youtubeにて既に回答させて頂きましたが、常時電源から主電源を取り、シガーソケット用の15Aからスイッチの電源を取るのが良いと思います。
参考になれば幸いです。